外壁

外壁の役割とは？

そもそも外壁の役割とは？と言われると屋根ページにも記載している事と同じくすぐ、雨風をしのぐ「防水機能」と、外部温度から守る「断熱機能」、もう一つ重要な役割は通気性を保つ「換気機能」です。

防水機能は屋根のような防水シートではなく、透湿防水シートになります。断熱機能は基本的に「内断熱」と「外断熱」のおよそ2つの工法によってお家ごとに違います（他にもあり）。換気機能は床下や外壁と内壁の間を使用した方法が一般的です。

私見ですが、外壁は屋根とは違い勾配がない（垂直）分、防水機能よりも断熱機能や防音機能の方に意識が高いかと思います。特に最近の温暖化もあり、「遮熱効果」の高い塗料を使用した外壁塗装や、「断熱効果」の高い金属サイディングの張替や重ね張りの問い合わせが多くなってきました。それぞれのメリット・デメリットの私見を述べさせていただきます。

まず、外壁塗装ですが、ご自宅の構造や施工内容をきちんと把握し、老朽化した、していく躯体や外壁のメンテンナンスを優先しておかなければ、上から塗装を行ってもすぐに傷んだり、傷んだものを隠しているだけなので、問題がすぐに発生してしまいます。特に雨漏りは屋根と外壁との連携で地上まで水を運んでいくので現状回復を意識したメンテナンスを、おろそかにしては、せっかく使用した高額な塗料まで劣化させてしまいます。
金属サイディンは「防水、防音、断熱」と３拍子でメリットが高くその分費用は高くなります。張り替えの場合、解体費、処分費、工期が増え、当然、費用もかかりますが、解体する分、重量は軽くなり、解体後の躯体の劣化や損傷確認もできます。重ね張りは余計な工費がかからな代わりに、キチンと点検、メンテナンスを行う必要があります。

重要
値段が高くなるほどメリットは多くなりますが、その分、点検や補修、メンテナンスを怠ると、せっかくの工事が台無しになります。必ず、メリットばかりに目を取られないようにして下さい。